歩くことは本当に健康にいいのか!?

歩くことは本当に健康にいいのか!?
現代人の多くが運動不足と言われ、オフィスでの事務仕事が増え、買い物は車、休みの日は家でのんびりと過ごすという方も多いのではないでしょうか?

こうした生活を長く続けていると体調を崩して病院に行き、医者から【1日1万歩】は歩くように心がけましょう!と言われたことがある人も多いのではないでしょうか?

現在、日本では人口の20%が65歳以上という高齢社会を迎え、5人に1人が高齢者となっています。
ですので、医療やリハビリテーションの現場においても様々な取り組みが行われ、自立した生活を維持するために、不可欠といえる筋肉の維持・向上の指導を行っています。

その一環として、歩く事を勧めているのですが、普段から運動不足の人にはあるくことですら逆に体を壊す方向へと導くおそれがあるのです。

運動不足の人の多くは体幹、つまり胴体の筋肉が部分的に動きにくくなっています。
歩く時は本来、腕や腰まわりの筋肉を含めた全身がバランスよく使われます。
しかし、体幹が弱ると上半身がうまく働かず、脚ばかり動かして歩くことになります。
すると、歩いて健康になるどころか、脚の細かい筋肉や腱に負担が集中してしまい、より悪化してしまう可能性もあるのです。

私の行っているストレッチは、
さらさらと流れる小川の端に、大きい石が置かれた状態をイメージして下さい。
それまでは何のよどみもなく流れていた小川も石が置かれたとたんに流れが変わります。
流れが石にぶつかり悪くなり、これが原因で渦もできるでしょう。

つまり人間の体に例えるなら、【動かない】部位が生じただけで、そこをカバーするために他の部位にも負担をかけてしまいます。
いつまでも負担をかけていると、そこが疲弊して動かないが連鎖してしまうのです。
ですから、全身の細かい部位もストレッチをして柔らかくしてから歩く事を私はオススメしています。

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